ハードロック工法は、水平ボーリング方式に属する一重管推進方式で、先導体にダウンザホールハンマーを内蔵させ、軟岩〜硬岩および転石・玉石交じり砂礫土を低推進力で破砕しながら地盤を削孔すると同時に鋼管(さや管)を推進する工法です。
 推進完了後、鋼管(さや管)に下水道本管、水道本管、電力ケーブル等を挿入し管路を築造する工法です。リーミング方式により、鋼管をパイロット管として外径800mm以上の管路の築造も可能です。

ハードロック工法
■適用土質
1.玉石・転石混り砂礫(ほとんどの条件を施工)
2.軟質岩〜極硬質岩(花崗岩・安山岩・粘板岩等)
■管種・管径(mm)
一般構造用炭素鋼鋼管(STK-400)
φ 400・500・600・700・800(それに伴う布設本管)
SP φ 〜600mm
VP φ 〜600mm
■立坑寸法(発進坑)
1.管径φ400mm 円径φ2,500mm(最小) 小判型2,500*4,541mm(標準)
2.管径φ500〜600mm 円径φ3,000mm(最小) 小判型2,500*4,855mm(標準)
3.管径φ700〜800mm 小判型3,000*5,041mm(標準)
■立坑寸法(到達坑)
1.管径φ400〜600mm 円形φ2,000mm 1号人孔より回収可能
2.管径φ700〜800mm 円形φ2,500mm 2号人孔より回収可能
■推進延長
玉石・転石混り砂礫土:( )内実績
φ400mm  40m( 44.6)
φ500mm  50m( 70.0)
φ600mm  60m( 65.7)
岩質土
φ400mm  60m( 57.2)
φ500mm 150m(150.0)
φ600mm 150m( 50.0)
ハードロック工法協会

推進状況

先導体

ハンマ-ヘッド角型
  (礫・玉石用)

さや管到達完了

塩ビ管挿入状況